ほぼ、全米でデモをしているわけですが、それでも株価が上がるわけです。
金融というシステムが、いかに、人間を排除しても成り立つかわかる。
今回の件も、人種差別と分断社会というキーワードで済ませられれそうですな。
そんな甘い問題ではないと思うんだけどな。
このブログは、私の思考を書き留めて、時々目についた人が何かしら拍手とか、コメントくれるといいなーって思ってる、なんていうのか、自由に他人が見れるノートぐらいの感じでやってるんで、今回、思考が飛び飛びになると思います。
ポストイットにアイデアを書き連ねて、ノートに貼ってるような感じです。
しかし、しかしですよ、今回、やってしまった白人警官って、同じ捜査チームにモン族の警官がいるんですよ。モン族の彼も捕まりましたね。
世間って、そこにグロテクスなものを感じない人たちばかりなんですよ。
モン族は有色人種じゃないんか、っていう話ですよ。
今回の事件で捕まったモン族警官がどうだかは知りませんが、ミネアポリスにモン族(中国だとミャオ族)のコミュニティがあるのは、ベトナム戦争とふかーい関係があるそうなんですよ。簡単にいえば、アメリカがベトナムの少数民族を利用していたんですよ。で、それを難民としてミネアポリスに受け入れたと。
そう、結局ベトナム戦争まで話が戻るんです。
いかに、ベトナム戦争がアメリカ社会のトラウマかって話っすよ。
みんな、アメリカの金にしか興味がないわけで、結局、アメリカ=ニューヨークなんですよ。よく日本でも地方に住んでる人が「東京のことばかりニュースでやってる」っておっしゃいますが、それは首都だからではなく、金融セクター街だからです。その証拠に、23区内ばっかでしょ、ニュースになるの。首都だから注目されるなら、アメリカ発のニュースのほとんどがワシントンDCのものじゃないとおかしいでしょ。
CNN見てきになっているのは、やってしまった警官についてはあまり報道しないことですよ。思想的にどうだったのか、とか。
リベラルな都市側の綺麗な部分しか見せないのがアメリカのメディアですからな。
しかし、アメリカ人の半分以上が、保守的な田舎に住んでいるから、トランプは当選したわけです。
それって、私たちにとっては、月の裏側の話のような感じですが。
しかし、それにしても、別段、南北戦争時代の価値観が生きているわけではないだろう、と。
それはそれで、現在に即した理由があって、ああいうやばいことになっているんだろうと。しかし、アメリカ人ではないからわからないですな。
これ、日本でも同じことが言えますが、リベラル思想って都市型インテリがハマる思想なんで、割とちゃんとした学術としてまとまっていますが、右の思想ってなるとなかなかそういう人がいない。まず、怖いっていうのがあるんでしょうが。
何はともあれ、差別的な思想でさえ、現在に即した形に変化していって、影響を与えているのではないか。(どこの国でもそうだろうけど)
結局、あれです、ベトナム戦争と湾岸戦争、この二つがあの国に与えている影響がでかすぎるって話です。
あの国には、包括的な外交戦略っていうのが実はないのではないか、と私は考えていて、あの国の外交っていうのは、ロビイ活動の結果、ああなっていて、その時その時の人気政治家がどういうロビイ活動を受けていたによって左右されているだけだと。
結果として、そのロビイ活動が日本や韓国にも飛び火しているのではないか。
それに、構造的な問題が組み合わさって、非常に面倒なことになっているのではないか。
実は、冷戦でさえ、ソ連を相手にした理由が、亡命ロシア人の政治活動の結果だったりするんじゃないか。そういえば、「肩をすくめるアトラス」を書いたアイン・ランドは亡命ロシア人だったような。
そこに、人種のるつぼと呼ばれる状況が問題に拍車をかけている、と。
その上、アメリカは、ずーっと、田舎の貧乏な白人をどうしたものか、という問題がある。
つまり、外交と内政とに区別がつけられない国なんだろうな、と。
普通の国だと、その二つには目には見えない区別があって、その結果、歴史問題が多く含まれる領土問題あたりに外交の課題が集約されていくんだろうけれどね。
逆に、アメリカが、自国の利益のために躊躇なく少数民族問題に手をつっこめるのも、そういう普通の国じゃないからではないか。どうしても恨まれるし、どうしても恨まれた結果、中東は、ああいうことになったわけで。
これは、歴史が浅い国だから、っていうんじゃなくて、そもそもイギリスの抱えた宗教的矛盾によって誕生した国であるからだろう。はなっから内政が外交なんですよ。
で、結果として、世界中の矛盾をひきいれ続けた国なんで、まぁ、るつぼ、とはよくいったもんですよ。
ほれ、メーガン対イギリス王室ってのも、すごいじゃない?
まぁ、ひどい言い方をすると、敗者復活戦の国、だろうか。
その敗者復活戦の国において、”自分から来た”わけじゃない最大の集団が黒人さんたちであろう、と。
こりゃ、黒人社会に矛盾の全てがいくわけですよ。
これまた面倒なのは、黄色人だって差別されひどい目にあっている、わけですが、これまた事情が違うのは、日系人にしろ華僑にしろ韓国系の移民にしろ、心の故郷は案外、アジアにあるわけです。
アメリカの黒人社会はそうではない。そして白人社会もそうではない。
彼らに故郷はおそらくアメリカにしかないわけです。
これまた悲惨なのは、双方の文化の基盤を作っているのが、アメリカに奴隷制があった時代なのではないか。
しかし、アメリカに住んでいる黄色人の文化は、あまり奴隷制の文化に影響を受けていない。南北戦争の後に移民しているのもあるけど、アメリカ社会にそれほど染まっていないのではないか。
まぁ、サンフランシスコ暴動だとか、日系人収容所だとか、めっちゃくっちゃな目に合わされているんだけどね。
何はともあれ、奴隷のいた時代の文化が基盤となって、それが現代までアップデートされ続けているのが今の暴動につながっているのではないか。
超限戦を読んだ感想としては、その敗者復活戦の国の最大の英雄が実はエジソンで、技術に対する盲信が社会の原動力になっているのではないか。この、技術盲信社会が、今回のコロナでの被害を大きくしたのではないか。(あの本って、アメリカ軍の行動分析ばかりしてますよ。そりゃ現役の軍人が自国の軍事活動の今後について本に書くわけないですし)
感染を抑え込めた国がしたことって、すごく技術もへったくれもない、実に古典的な方法だ、と。それがインターネット使ってるからハイテクに見えてるだけで。
ようは、検査、隔離、封じ込め、自粛、外出の禁止、だと。こんなの三国志の時代から疫病対策はこうであると。つまり、外出んな家で寝てろ、以上の疫病対策はないわけですよ。
しかし、アメリカって早い段階からワクチン開発ワクチン開発、なんですよ。
しかし、ワクチン完成しなかったら詰むじゃないですか。
しかし、技術は全てを解決するはずだし、解決してきた国ですからな。
今回、詰んでるのではないかと思うのは、技術ではどうにもならない事態が起きているからではないですかな。
簡単にいっちゃうと、南北戦争は続いてるんですよ。それも、アップデートされ続けて。
ずっと。それが、技術革新の明るさによって隠されてきたんですよ。電気の活用、巨大ダムの建設、核開発、緑の革命、コンピューター技術、そしてIT。
社会の歪みを隠蔽するほどの技術、今現在、それに見合うほどの技術発明は”ない”わけです。
5Gと電子通貨はそれになり得そうな発明であったわけですが、それをいち早く実現したのが中国な訳で。
だ、もんで、次の大統領選挙だってわかりませんよ。(そもそも、あるかどうかもわからんが)
関係ないですが
最近、アマゾンで”本”頼んでも、すぐにこない様子なんで、アマゾンってそれほどでもないなーって思ってます。