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猫柳草庵

猫柳の隠れ里にある、庵です。 よろずのことを語るブログです。 政治やら思想やら宗教の話もするから苦手な人はスルーしてね。

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理と気

物事には必ず、それがそうなりたっていられるための”理”があるはずなのだ。

 まぁ、勝手なことを言うが、思想の源流はヘルペスだよ。ヘルペス。帯状疱疹だよ、帯状疱疹。これは冗談だけど、実際、ヘルペスウィルスにはうつ病の症状を引き起こす物質を生み出す能力がある。つまり、それを引き起こす理由が理だ。
 帯状疱疹になる二年前ほどから、異様な感情に振り回され、絵も書けなくなるわ、文章も読めなくなるわ、と散々だったが、いざ、医学が進歩して、うつ病患者特有の物質をヘルペスが作り出しているとわかれば、あっさり解決してしまうものだ。
 ぜーんぶヘルペスが悪い。
 リリカ飲めば良い。 
 わかってしまえば、感情も簡単に治るものだ。
 
 この病気やってから、明らかに頭の回転がおかしくなってるんで、時々、自分でも何いってんだかわからない時がある。
 今、絶賛、何いってんの期なんですよ。



 で、 イデア、とかアプリオリなもの、と理は違うと思うのだ。
 それはシステムであり、原理のようなものが近いと思う。
 それはちょと、形而上のものとは違う性質のように思える。(もしくは理という言葉の範囲が広いので、形而上のものも含めることができるのか)

 引き起こすシステムが理で、引き起こされる物事が気だ。
 この二つが常に重なり合って存在している。
 これが理気二元論だ。

 つまり、感情とは気なのである。
 私は私が怒っていることがわかっていても、なぜそれが引きこされるのかはわからないのだ。
 次々と感情は湧き上がる。
 気と理は連動しあい、次の理と気を生み出し、止まるところがないのである。
 次第にそれは、世界と己をつないで、他者と己をつなぐのである。

 世界と言うマクロでさえ、理と気が重なり合って存在している。
 
 貧困を引き起こす理もあれば、戦争を引き起こす理もある。
 つまり、世界がこうである理由があるのだ。
 しかし、それは自然法則とは違うはずであり、それは不仁のシステムである。
 人為の法則であるから、治せるはずである。



 散々、基軸通貨と火山の話をしてきたが、それにも理由がある。

 夏王朝、古代エジプトとローマが滅んだ理由こそ火山だと言われているからだ。
 火山と人類の関わりを調べれば、火山こそ歴史を動かした黒幕だとさえわかる。
 夏のない年、と言うキーワードで調べればよくわかる。

 基軸通貨発行国に噴火周期を迎えそうな巨大火山がある、それは、なんといたずらなことだろうか。
 後、数千年は爆発しないでくれることを祈るしかない。

 現代の科学技術があれば、多少の寒冷化なら対抗できるかもしれない。
 寒冷地でも育つ苗や種を輸入するとか、ビニールハウスの技術だとか、水耕栽培、などなど。
 
 しかし、突然、国際貿易システムが破壊されたらひとたまりもない国が出てくるはずだ。
 特に、通貨が弱い国から死んでいく。

 やはり、ドルに匹敵するような基軸通貨は必要である。
 だが、基軸通貨そのものが、絶対的な通貨として君臨することで、他の通貨を相対的存在にしてしまうようなシステムである。座標における0,0であり、通貨における北極星だ。他のものは、ドルの周りをぐるぐるしているだけである。
 それそのものが通貨の世界における唯一神のようなものであり、世界の覇者のようなものである。覇者は二人といらないのである。
 ドルの代わりを用意することは困難であり、唯一、火山が少ない地域で、そう言う存在になりそうだったユーロは、今はドルの代わりにはなりそうにはない。
 (おそらくドイツがやらかしたんだと思うんだけど、このユーロに関わる経済問題は明らかに今の反EU運動につながっている。天空に挑戦して落ちていったイカロスのように)
 やはり、イギリスのユーロ加入は必要だった。
 ドイツにもフランスにも、生産と軍事と農業があっても、世界に冠たる金融街がない。

 それに、99年当時なら、イギリスはドイツやフランスにEUでの権力争いにも勝てていたかもしれないのだ。
 
 いや、しかし、コロコロと神の気まぐれで覇権が変わる、そんな構造を変えなければならないのかもしれない。

 おそらく、どこの国も基軸通貨発行国を運営するには無責任すぎる。

 基軸通貨発行国にはなりたいが、いまいち、政治家も国民も基軸通貨発行国が抱える矛盾について研究熱心ではないのだ。



 火山噴火と気候変動という圧倒的な自然の理の前に、人間はひれ伏すしかないわけである。
 こんなものは宇宙が生まれた瞬間から用意されている理である。
 
 しかし、国際貿易システムは人為のものであるから、変えられる理である。
 
 

 で、ここで白状すると、私、あまり論語を読んでいない。というか、あれは難しすぎる。

 実のところ、朱子語類ばかり読んでいる。
 
 貨幣と朱子学というのは案外関係があると思っていて、日本独自の貨幣の鋳造に成功するのは、徳川家康の時代のことだからだ。それ以前にも貨幣は作ってはいたが、金属の質が悪く、大陸からの輸入貨幣が出回っていた。
 江戸時代を支えていた思想は朱子学であり、江戸時代の日本では鎖国していたにも関わらず、大変に発達した貨幣制度があった。

 
 天が0,0なら、それとつながっているはずの全ての座標が0,0であるはずだ。
 
 あなたも0,0だし、わたしも0,0だ。

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自分のために描くということ 画材と芸術

絵を描こうとする人はみんな哲学者です。
 上手い下手に関わらず。
 特に、自分のために描こうとする人は。
 
 絵を描くためには画材が必要です。
 ここで、画材と絵を描くことの歴史を簡単に、私なりにまとめます。
 なお、現代アートと言われるものは、この動きがより早く、ラディカルなものだと思えば、理解の手助けになるかも? ……。

 絵を書くためには道具が必要なので、道具の発明が描くことそのものの環境を変えてしまうことがあります。

 そもそも、絵の具というものはものすごい高いものだったわけです。
 ラピスラズリやソーダ石などを砕いて作られるわけで、いわば、宝石をガリガリ削って油やタルクに混ぜたものだったわけで、そんなものは一握りの貴族や宗教権力の贅沢や権威づけの道具だったわけです。
 絵画そのものが宝石を塗ったくったものなので、王冠のようなものです。
 その時代の画家に自由なんて特にありません。いわば、職人芸なんです。
 その時代の名画を集めた美術館に、ルーブル美術館があります。いっちゃなんですが、ナポレオンがイタリアから強奪してきたもので溢れているわけですが、ナポレオン自身が反動的なんで、まぁ、そういうことです。
 ちなみに、ルーブル、お金で貸してくれるので、保険会社が子供の絵を飾ったりしてます。
 お金の芸術だからお金で貸してくれるのでしょうか。
 その代わり、ルーブルに飾られている絵は誰が見ても立派です。
 絵で人をすごい! と言わせるのには重厚で写実的な絵を描けばいいのがよくわかりますね。

 化学染料や化学顔料の発達と、産業革命の産物がオルセイ美術館です。
 個人の自由な表現の時代、とも言えますが、それが起きた理由が染料や顔料が化学的に合成できるようになったことと、それが産業化し、安く便利になったことです。
 絵の具がパッケージで売られるようになり、色鉛筆やパステルが生まれ、旅先で気軽に、市民が描く時代がやってきました。
 当然、その恩恵に預かった最大勢力はパリやロンドンといった大都市に住む都市民です。
 絵柄は多種多様で、手法も多種多様になっていきます。

 その後、芸術そのものが産業となっていきます。
 ファッション業界や映画産業、アニメ産業とクロスする時代ですな。
 その時代に生まれた画材がドクターマーチン。技術で言えばセル画でしょう。

 そして、工業化です。

 工業とがっちり組んでいる画材はコピックでしょう。
 フェルトペンの一種です。フェルトペンそのものは考案そのものは古いのですが、実用化されたのは50年代のアメリカで、すぐに日本にもマジックインキという名前で実用化されました。
 コピック、つまりアルコールマーカーの最大の利点は、カラーシステムにあります。
 ファッション、建築などのデザインのために開発されました。コピック最大の利点は、コピーのトナーを溶かさないことです。
 同時に、カラーシステムが優秀だということは、アニメなどの制作現場にも最適でもありました。
 特に、コピックがイラスト画材として重用されたのは、カラーインクと同等の印刷への適合と、カラーインクより退色しにくいことと、持ち運びの簡便さでした。特に持ち運びの点においては、コミックマーケットなどのイベントでの使用が便利なのでした。
 
 それと同時期に、画材のデジタル化も進みました。
 いわば、画材の情報化の時代でしょう。
 本来は写真編集のためのアプリケーションだったフォトショップによるペイントが主流でした。
 今ではipodなどのタブレット端末のおかげで、様々なアプリが開発されています。
 その写真編集アプリも、そもそもなんで普及したのかと言えば、出版業におけるMacによる誌面の編集が増えたからでしょう。デザイナーはMacを使っているもの、というのは誇張ではなく、九十年代や0年代ぐらいまではそういう時代でした。
 DTP革命と言われる、パソコンで版組んじゃおうぜ、という革命のおかげで、アメリカでは瞬く間に活版印刷が廃れます。
 そしてインターネットの時代です。
 アナログからデジタルへ。
 イラストレーションや絵画といった表現活動の場もデジタルへ移行していきます。

 
 
 
 デザインというものが社会に与えるインパクトは地味にでかいので、描くことは社会の構造と不可分ではないことがよくわかりますね。
 
 こう並べてみると、私たちは自由になったのか、不自由になったのかわかりませんね。
 絵というものがものすごく自由だという概念そのものが、産業革命時に作られた幻想なのかもしれません。

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購入

やってしまった




ファーバーカステル ポリクロモス
買ってしまった

Amazonの正規代理店で6千円もやすかったんじゃよ

つーことで



色見本 色見本


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基軸通貨と一神教

 
 アメリカのイエローストーン火山は60万年周期で噴火しているが、その周紀はとっくに過ぎている。
 破局噴火の場合、半径1000キロ程度の人が一瞬で死に、アメリカ本土のほとんどの土地が火山灰で汚染され、耕作地の土の性質がまるきり変わってしまうと言われている。三日後にはその火山灰はヨーロッパに降り注ぐ。火山灰が空を覆い気候が寒冷化し、世界中の農耕に影響を与えるだろう。農業だけではなく、場合によっては宇宙開発、海洋資源、電子機器などに重大なインパクトを与える。
 それは明日かもしれないし、1万年後かもしれない。
 おそらく、人類の歴史上類を見ない自然災害になると思われる。

 もし、近いうちに大噴火が起きたとしたら、ドル一強体制では、世界の貿易システムはズタズタになってしまう。
 前々にも書いたが、貿易ができない方が戦争より多くの人が死ぬ。
 それも飢え死にであるから、より一層、悲惨である。
 
 そもそも、基軸通貨がそんなに重要なもんなら、ドルに匹敵するようなものが世界に五個ぐらいあってもいいじゃない、と思うんだが、事実上の基軸通貨はまずもってドルである。
 そもそも、基軸通貨っつーものが、一神教的なシステムで、そもそも”多極”という概念と相容れないのではないか。
 一神教対多神教みたいな話をしたがる言論人が多いが、一体何に神が宿っていて、一体何が暴力を振るっているのか。近代にそれを見出している言論人もいるが、そもそも多神教の国だって近代化している。
 しかし、一神教的なシステムはあるのだ。
 簡単に言えば、基軸通貨である。
 ただのお金には神は宿らないのである。
 それは基軸通貨が、絶対的なものを決めて、別のものを相対化するような性質のものだからである。
 覇王は二人といらないのである。

 しかし、基軸通貨発行国に住んでいる国民が幸福かと言えばそうではない。
 前にも書いたが、基軸通貨発行国の経常赤字=その国の外に出回っている財産、であり、赤字=いいこと、なのだ。そんなことが一瞬で理解できるマクロな脳みそを持っているやつなんてそんなにいない。だいたいのアメリカ国民だってトランプの「日本や中国が俺たちを貧乏にしている」を信じているのだ。むしろ逆なのに。
 貿易赤字の大国。
 ミクロの視点では矛盾がいっぱいだが、マクロの視点ではそれでいいのだ。
 基軸通貨国はマクロ経済学でしか動けない。それはつまり、内側と外側があべこべになり、普通の人には理解できない政治性質の国が出来上がる。自国の利益のためには世界中に豪華艦隊を派遣し、貿易なしでは存在できない小国のための傭兵にならなければならない。自国の内政を度外視しにて、世界中に貨幣を供給せねばならない。
 ビクトリア時代のイギリスがさほど幸福な国ではなかったように、今のアメリカが幸福な国とは思えない。
 アメリカ人がよくいう、古き良き時代、とは、ドルが基軸通貨になる前の時代だ。
 
 同盟国はアメリカそのものには興味がないように思える。価値観にも、人にもだ。
 今回のデモだって、CCTVより日本のTV局は報道するのが遅かった。
 重要なのはドル体制であり、人には興味がないのだ。
 ドル体制に従っている国々が求めているアメリカは、自由の国アメリカではない。安定の国アメリカであり、警察国家アメリカであり軍事国家アメリカである。

 ドル覇権が常に揺らがなかったかと言われればそうではない。
 ドルの最大のライバルはユーロだ。
 しかし、ユーロの成功というのは、マルクとフランとポンドが三本の矢のように合体することが必要だった。
 そこにポンドは入らなかった。イギリスの民意がそう決めたのだ。
 結果としてユーロはパッとせず、ポンドもパッとしない。
 イギリスが EUから抜けた今、ドルにはライバルがいないのだ。




 火の鳥は火山に入って蘇る、その伝説のために、キリスト教圏では神の象徴とされているようだが、イエローストーンが爆発したとして、神は次、どこの何に宿るのだろうか。


 
 それはそうと、トランプは悲劇の大統領で、あれが基軸通貨国の大統領でなければ、なかなかの人気者、ぐらいで終わったはずである。悲劇の原因こそアメリカが基軸通貨国であり、世界貿易に対して無限の責任を負わねばならない国だということである。そして、世界貿易の守護者でありさえすれば、後のことはある程度回るのがアメリカ大統領という地位でもある。
 
 アメリカの再生っていうのは、もう、基軸通貨国である利権を最大限に生かして、上から目線のマクロ野郎の政治哲人政治を行うか、基軸通貨国をやめるかしかない。なお、基軸通貨国になれるかどうかは、もはや神のみぞ知る世界であり、すっごく限られた条件の国しかなれないので、勝手に辞めれるものでもない。おそらく内戦とか、そういう、とんでもないことが起きない限り無理だろう。
 実際、アメリカが基軸通貨国になれた理由こそ、第二次世界大戦で、他の金融先進国がズタボロだった、っていう理由がでかい。そもそも、簡単なことでぶっ倒れそうな国の貨幣は基軸通貨にはなれない。
 
 すっごく、皮肉なことに、諸外国からしてみれば、アメリカ大統領は国民の方を向いていなければいないほどいい大統領なのだ。都合が良いとも言えるけど。

 大日如来とか、ああいうレベルの仏様とか神様になると、もはや恐怖心しか感じないのと同じだね。
 
 世界の矛盾というのもここから始まっている。

 基軸通貨国っていうのは、世界貿易がある日突然なくなっても、どうにか国が保たれるような大国しかなれないのだ。つまり、軍事と農業と工業を持ってる国だ。
 そンな国が、世界貿易なしでは存在し得ない国の利権を守らねばならない。
 その主従が逆転する時さえある。



 で、今回のデモでは、多くの日本人が「欧米の意識高い系理解できなーい」みたいなことをいうわけだが、それこそ、我々が「加害者」だという証明みたいなもんで、ドル体制のためにはアメリカ国民には多少の矛盾を飲み込んでもらわないといけない。
 そもそも、ミクロの視点から立ってみりゃ、あれだ、ロシアと中国の囚人を足した数より、囚人が多い国だ。それだけでどれだけの警察国家かわかるだろう。警察には黒人も200人以上殺されているが、白人も300人以上殺されている。毎日一人二人の人間が警察によって殺されている計算になる。そんなの、いつか暴れるだろう。

 人間は自分が得をするように考えてしまうもんだ。
 持たざる者が肌の色で争っているのは、最終的には金持ちの利益になる。少なくとも、その牙は人種間の争いで持たざる者同士がかみ合っている状態だ。
 
 ウォール街はまだまだ平気な顔をしている。

 格差を作っているのは一握りの金融家だ。
 アメリカに高度に発達した金融業、つまり、ウォール街がなければ、ドル体制は維持できない。

 ウォール街のウォールは本当にあそこに壁があったからだ。それもインディアンと白人を隔てるための。

 アメリカ格差社会の受益者は、ドル体制に従う国々だとも言える。つまり我々である。
 



 次がどこなんだろうが、ある日突然そこが消えたら世界中の貿易が危ないことには変わりがない。
 
 例えば、日本円が基軸通貨になったとしても、日本には阿蘇山という爆弾があるのだ。
 それに、私は、自国が世界に豪華艦隊を派遣し、世界中の国の傭兵になる、とか嫌だ。

 しかし、全ては帳簿のためであり、全ては計算のためなのだ。
 だったら、計算機がもっと高度になればいい。
 全てが相対関係となればいいではないか。
 
 



 しかし、これ書いている間、ずーと変なしゃっくりが止まらんのよ。なんでだろ。
 
 

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色々雑感

近代の暴力で生まれて、近代の暴力以外を経験したことがないのがアメリカなので、ああいう騒動になっても行き詰まるのはよくわかる。

 これ、日本で想像してみると、明治維新以前がない国に暮らすようなもので、圧迫感が半端ないのではないかね。

 そこにきて、人口3億数千万に対し、年間1000人も殺害してしまう警察組織……。
 ついでに、アメリカの囚人の数は、ロシアと中国の囚人を足しても多いぐらいだそうで。ちょっと想像つかないね。

 この警察組織の乱暴さも、本当にアメリカは終わらない1920年代を生きているんだなぁと実感。
 当時、某、投資銀行を設立した投資銀行家について調べると(はっきりいうとモルガンな)、アメリカがこうなった理由がよくわかる。

 アメリカの犯した、決定的な判断間違いっていうのは、「武力」があるから覇権国家なんだ、っていう勘違いだと思う。
 実際には「基軸通貨」を発行しているから覇権国家なんだ、というほうが正しいと思うんだなぁ。
 どこの国も戦争より貿易停止の方が明らかに国民が死ぬからな。食料自給率もエネルギー自給率にしても、自前のものだけでどうにか努力できる国なんて限られている。(だからロシアや中国やイランは強気に出れるのだ)
 生きるためには貿易が必要で、貿易をするにはドルが必要、そのドルを発行しているのは……。
 この辺りの制度が固まっていく過程も、なかなかドロドロしてて面白いですぞ。
 1920年代のアメリカは、いろんな意味でえげつないですな。

 つまり、大英帝国が他の帝国と違うのは”高度な金融システムによる支配”を行なったことであり、そのアジアにおける牙城が香港だったわけですよ。
 実際、第二次世界大戦前の基軸通貨はポンドだったわけだし。
 で、イングランド銀行を潰した男が、ロンドンに一時住んでいたのも、アジア通貨危機を起こした首謀者だからって話で、無傷で香港を渡したくなかったんでしょうなぁ。あの時、香港経済を守るために資金を香港に無制限に入れていたら、香港が助かり、東南アジア韓国が大崩壊、ということもあり得たわけですし。(それと気軽にあってるカイロ大出たかもおばちゃん……)
 案外、金融セクター街としての香港を終わらせたいのは、英国側だったりしてよ。

 よって、金本位制を辞めてしまったのは、覇権国家の停滞を呼び込んだのだ。とはいうものの、ベトナム戦争で保有しているはずの金を使い込んでしまったのかもしれない。もしくはもとから無いのか。
 ここら辺のことはようわからんね。

 外食、クルーズ旅行、ショッピング、映画、ジム、ある意味、覇権国家のソフトパワー前面襲撃っていうのが、今回の疫病だからね。

 まぁ、基軸通貨っていう考え方もいつまで通用するのだからわからんね。
 量子コンピューターでもできれば、全く新しい金融システムが生まれるのでは?
 つか、火山でもボーンってなって、世界中が食糧難にでもなったら、農地本位制とか、そういうのが生まれたりしてな。

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