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猫柳草庵

猫柳の隠れ里にある、庵です。 よろずのことを語るブログです。 政治やら思想やら宗教の話もするから苦手な人はスルーしてね。

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テレワーク社会と都市文化の発達

ようは、5Gがフツーのものになったら、テレワークやリモートワークが普通のことになるはずなんですよ。そうなると、田舎で暮らそうが、都会に暮らそうが、それは趣味の問題になる。
 おそらく、郊外と田舎の間ぐらいに人が集まる。

 おそらく、都会は、ものすんごいエリートと、遊び人と、田舎で暮らせない人の場所になる。

 日本でそれが定着するかはわからないけど。
 まさか、ウィルスのせいで加速的にこうなるとは思わなかったけど。

 交通費や出張費用ださなきゃ、なのは、今も変わらないわけで、それが、東京から地方にいくのか、地方から東京に来るのかの違い。
 量子通信なんてのが当たり前になったら、和歌山とか九州の山奥に住みながら、東京の会社員やってまーす、みたいな人が増える。
 量子通信になると、ハッキングもしづらくなるから、セキュリティ面でも大丈夫になる。
 当然、東京生まれだけど、沖縄が好きだから移住して会社員やってまーす、とか、そういう人も増える。
 会社は東京の高い一等地に巨大オフィスを構えなくて良くなる。
 賢い企業なら、ビジネスホテルをまるまる買い取って、社員の宿泊先に改造する、とか。
 

少なくとも、テレワーク社会のほうが、飽和している都市の交通機能にまったくそぐわない、タワマン生活を宣伝して歩くより健全ですよ。
朝の勝鬨駅とか、えげつないもん。
これ以上地下鉄も電車もバスも増やせないのに、都会にこれ以上人を増やしてどーすんだ。


 そうなると、祖父母の農業の手伝いながら会社員とか普通になるし、兼業農家なんで、生活費はある程度稼げているから、自主的かつ冒険的な農法が流行る。
 日本でも色んな作物、品種が育てられるようになる。
 パクチーとか、あーゆーのがわかりやすくて、あれは無農薬農法でしか作れないんだって。どういう農薬をどれぐらいまでが安全かの答えが出てないから。

 で、それが、何を都会にもたらすのか。
 都会が月に数日滞在して、会議にでるための場所になる。
 週に四日は田舎で、三日は都会、つー生活かも。

 実は、東京って、病院があるようで無い。
 大学病院の本院ばかりで、気軽にかかれる総合病院が少ない。病床数は多いんだけど、大学病院の本院ってかかるまでのハードルがすっごく高い。
 子育てもしにくい。なにかと入用なので、お金もたまらない。広い家なんて買えない。冷蔵庫も小さいし、ストックルームも狭いから、真夜中にコンビニ行かなきゃならない、なんてことが頻繁におこる。工事で夜はうるさいし。
 とにかく子育てするなら、ちょっと田舎、ぐらいが便利。
 東京って、スーパー行くとわかりますけど、野菜も肉も高くて、鮮度悪い。
 それが、高速で一時間とか走っただけで、半額とかになる。
 もーね、実際、人が暮らせる場所かってなもんです。

 で、会議をする場所に東京がなるとして、会議って、午前とか夕方とかに終わる。そのあとどうするか、って話ですよ。  
 普通、遊びに行くでしょ。暇になったら。
 
 で、都会に特有の娯楽って、実は演劇なんですよ。
 私営の大型劇場って、都会のものなんですな。
 
 で、テレワーク社会になると、田舎から都会に行く時代になる。
 レジャーの本場が都会になる。

 都会にはもっとコンベンションセンターが必要になるし、レジャー施設も必要になる。できれば、駅近でホテル併設、みたいなやつ。
 とくに、グルメとか古典演劇なんて、企業の接待とか、懇親会にもってこいなわけで。
 
 つまり、田舎ではできないことが、都会には求められるわけですよ。
 映画館は田舎にも作れるし、そもそも、5G回線なら映画一本ダウンロードに二秒なんで、そういうディスプレイ型の娯楽は違う。

 ライブとか、演劇、コンサート、落語やお笑いの寄せ、芸術作品展示などなどのそこでしか見れないものや、体験できないものに価値が生まれる。
  
 いま、演劇人の偉い人がごにょごにょ言ってますが、演劇の黄金期はこれから来るんですよ。だから、みんなテレワークしろ、これが新しい生き方だ、みんな田舎で豊かに暮らせ、企業はテレワーク型に生まれ変われって演劇人は言うべき。
 
 つか、文化って、豊かな田舎がなければ、自家中毒に陥ってぽしゃるんですよ。都会人は、意地と張り合いで生きてるから、都会人ばっかりの社会はギスギスして、過激になる。大阪人対東京人ってほんとーに不毛でしょ? でも、都会人の生き方ってこうですよ。

 みんなが都会人になってしまった社会では、都会人だっていうアイデンティティは特別でも、なんでもなくなるわけです。特別でないものには価値は発生しないわけです。じっさい東京にある物なんて珍しくなくなってるわけで、東京にある店、たいてい地方のイオンにありますからね。だれがそれに憧れを抱くというのか。水道橋のモールと、地方のモール、あるものが変わらん。東京に東京ならでは、なんてもん、ありゃしない。

 今ってそういう社会で、田舎の人がほんとに珍しいから、田舎で犬猫かってるとか、小鳥小屋で観察とか、そういうYouTuberが流行るわけです。そりゃ、演劇は食えないよ。東京から大した作家も出ないよ。ありがたくないもん。道理でテレビ脚本はいまだに倉本聡の天下なわけだよ。

 都会の文化人ってのは、田舎の人がなんだか珍しがってくれて、お捻りくれるから生きていけるんであって、都会人は都会人ありがたがらないですよ。俺の方が都会的だって張り合うことがあっても。
 
 なんですかね、次の大阪府知事選とか、都知事選は、大阪オモロ宣言とか、東京エンタメ都市宣言とかした人が勝つんでないかと。
 
 
 
 

 

 
 
 

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