//nekoyanagisouan.edoblog.net/%E6%97%A5%E3%80%85%E3%81%AE%E6%88%AF%E8%A8%80/%E7%8C%AB%E3%81%AF%E7%8C%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%AB%E3%81%95猫は猫なりにさ
詩経を翻訳してみようと思ったわけよ。
でね、実感したの。
語彙力がたりねー
なんのこっちゃ
まま、最初の最初ですからね、雎鳩を訳そうと思ったのね。
で、,窈窕淑女、寤寐求之;求之不得、のとこね、訳すと、しとやかな娘、寝ても覚めてもこれを求める、求めても得られない・・・・ ってどう? 違和感ない? なんか、なんか、直球ーつーかさ。
何がって、求めるって部分に違和感感じない?
これがね、中国語の音だと、現代標準語でqiúでしょ?
方言だとkiu2。
で、唐音で*ghiouでしょ?
なんかねー、きゅうっとするでしょ? 音が。きゅうっと胸に。
しかも、2声の音だからね、音で言うと、下から上にグッと盛り上がる音なのよ。
だからもう、胸に きゅうーーーってくる音なのさ。
これがね、motomeruになると、なんだか、身も蓋もない気がしない? も、と、め、る。
恋心のキュンキュンより先に「ヤリテー」みたいな感じが前に出ているというかね。
うーん。
そりゃ、ね、そういう意味もあるんだろうけどね?
でもね、でもね、論語でもこの詩が出てくるけど「ちょっとヤラシーけど、やらしすぎない、そんなキュートでポップな詩でマジ大好き」って言ってるじゃん(なんだよ、この超意訳)。
多分これを違和感なく訳せるなら、私は大作家になれるね!
(多分、和歌の素養がないだけだな)
で、このように、詩って(本当は唐の時代の音だけど) 発音とは切り離せないわけでね。
いままでは、書き下し文も載せてたけど、どっちかと言えば、中国語の発音の方が大事かもしれない。
実際、現代語のピンインつけて読んでみると、この音はなんだか、発音していると、”こういう感じがするぞ”っていうのがあるね。
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