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猫柳草庵

猫柳の隠れ里にある、庵です。 よろずのことを語るブログです。 政治やら思想やら宗教の話もするから苦手な人はスルーしてね。

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世界の農業メジャーを整理する

世界のパワーバランスを構築してきたものが
 
 石油 原子力(つまり、電力)
 そして穀物
 (んでもって麻薬)
 (一説によると 麻薬は石油と同等かそれ以上にお金を動かしているらしい) 

 石油と原子力は代替品があるわけです。
 原子力、つまり核も、いやな話ですが、核以上に便利な兵器が開発されれば、その時代は終わるわけです。

 石油に変わるものといえば、自然エネルギー、そして、バイオエタノール
 
 バイオエタノール、つまり、穀物が社会を支えるエネルギー源になりつつあるわけ。 
 農業によるエネルギー源の確保ができれば、中東情勢に頭を悩ませる必要もないわけだ。

 そして、人間にとって穀物に変わるエネルギー源はない。

 エネルギー戦争の本丸はもやは穀物にあると言っても過言ではないわけだなぁ。

 じゃあ、小さい農家の古来のやり方を守っていればいい、というような甘い話でもないのが現実だ。
 農業は同時に生物化学でもあるのだ。
 種子の問題もあるが、種子全体で動く金は3兆ほどである。
 (しかし、3兆っていうと、ゲーム業界ぐらいの規模。多いとみるか少ないとみるか)
 資本の関係を見ればわかるのだが、種子会社は、どこかの子会社であることが多く、親会社であることは少ない。種子そのものの持つ潜在的な”資本力”があまり大きくないのがわかる。
 しかし、食と安全 というと、種子会社が叩かれやすい。
 

 もっとも大きい問題なのは、世界で生産されるものをどう運ぶかである。
 穀物メジャーと言われるものの問題である。
 と、いうか、ここが巨大な問題である。
 流通を握る穀物メジャーこそ、巨大な金とものを動かしている。

 ここで邪推しちゃうと、トランプとロシアの関係って、共和党のバックに穀物メジャーが付いているからじゃないの? っていうことだな。
 そういえば、米中貿易戦争も、突き詰めると、農業の話になって、日本に大量にとうもろこしが流入したしなぁ。(つまり、中国がいらん、というと、日本に来るっていうのは、すでに東アジア向けに船が手配されているからではないか? もう積んじゃって、海の上だからどうにもならんっていうことかもしれん)
 で、ロシアとの関係だけど、穀物メジャーが表沙汰になるきっかけが、ソ連による穀物の大量輸入だからね。
 同時に、穀物を媒介としたアメリカの途上国支配も穀物メジャーの問題でもある。
 そもそも、虫に強い、虫に食われない、農家を支配できる、そういう種の需要を生み出しているものが穀物メジャーではないのか? という問題。
 農薬もポストハーベストといって、船に載せるときにばらまく農薬が最も人間の体内に入りやすいという。
 彼らは当然、海運をやっているのだから、アメリカのいう「自由で開かれた海」みたいなもんにも大きな関係がある。

 種子産業の大枠は、割と資本関係がわかりやすいのだが、穀物メジャーっちゅうと問題だ。
 これがまぁ、ようわからん。
 ほとんどがライン川沿いのユダヤ系の商社が源流らしいのだが、それ故に、世界中に経営戦略を展開し、面と線と点で流通をしているという。
 
 
 
 
 
 

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